スタート地点は、阪急京都線・嵐山線の「桂」駅。特急停車駅で、「烏丸」駅へは特急1駅。さらに「京都」駅へ17分、「大阪梅田」駅へ直通42分と、2つの都心へ爽快にアクセスできる便利な駅です。駅直結のショッピングモール「ミュー阪急桂」内には、夜12時まで営業するスーパーをはじめ、薬局、書店、飲食店など、暮らしに役立つショップが揃っています。

駅北東側に位置する「桂離宮」は、江戸時代初期に八条宮家（はちじょうのみやけ）の別荘として造営された皇室ゆかりの庭園と建築群で、「日本庭園と数寄屋建築の最高傑作」と言われています。「桂」という地名の美的象徴でもあり、その歴史的価値と、格式ある稀有な景観美は世界的にも高く評価され、京都を代表する名所の一つとなっています。

「桂離宮」すぐ南側の「中村軒」は創業百三十余年の和菓子店。前面の山陰街道にまだ馬車が走っていた明治初期から、街道を行き来する人々に「かつら饅頭」などのお饅頭を販売していたそうです。静かに寛げる店内の「茶店」で、和菓子はもちろん、春夏は冷やしぜんざい、かき氷、そうめんなど、秋冬はあべ川、ぜんざい、お雑煮なども愉しめます。

「桂離宮」の東側は、壮麗な山々を背景にした「桂川」の悠々たる流れ。豊かな自然の中、河川敷のグランドやサイクリングロードでスポーツに親しむこともできます。「桂離宮」が面する142号線は、旧山陰街道の道筋を受け継ぐ府道。道沿いには「京都六地蔵めぐり」の第三番札所として知られる「桂地蔵寺」など歴史的スポットが点在し、散策が楽しめます。

142号線沿いの「本願寺西山別院」は平安時代に創建された「久遠寺」を前身とする由緒あるお寺です。境内には「お坊さんの幼稚園」として親しまれる「西山幼稚園」が併設され、仏教の教えを身近に感じることができる茶道、書道、ヨガの教室も開催。フードドライブ（食品寄付活動）などのイベント活動も盛んで、仏教を通じた地域交流の場となっています。

江戸時代、現在の西京区内を横断するように山陰街道が敷かれ、「桂」周辺は宿場町として栄えました。現在も街道沿いには当時の街並みが残り、地元ではその保存に努めています。1726年に建てられた「樫原（かたぎはら）本陣跡」は、大名、公家などの限られた人々だけの宿泊施設。京都市内で唯一残る本陣遺構として、非常に貴重な文化財となっています。

「樫原本陣跡」の近くの「石焼き生パスタ蔵之助」は、築160年の趣ある京町家をリノベーションしたレストラン。他に類を見ない数十種類の豊富な生パスタメニューが、石焼きの器で最後まで熱々に味わえます。お子様メニューも用意されているので、お子様連れでも安心。「石焼生パスタ」創作の元祖として、他府県からわざわざ訪れるお客様も多い人気店です。

「石焼き生パスタ蔵之助」から142号線を東へ。「桂魚伊」は昭和38年創業の老舗の魚屋さんです。魚のプロが厳選した新鮮な魚を低価格で提供するほか、魚料理に合う野菜や調味料、お寿司や海苔巻き、調理済みのお料理などを豊富に販売。西京区内のご家庭には、電話1本で1商品から配達してくれるので、ご高齢の方や子育て中の方にも喜ばれています。

こちらは「京都市西京区役所」。京都11区内で子ども比率が一番高い西京区は、“子育てに優しいまち”として多くの区民に支持されています。2024年2月に完成した東庁舎の2階には、天候に左右されず子供たちがノビノビ遊べる子育て交流広場「てって」が開設。転んでも痛くないクッションフロアを敷き詰め、絵本やおもちゃも完備されています。

区役所の近くにある「山田製油」は、昭和9年の創業以来「安心安全な良い素材を用いて、最高の製品を作る」をポリシーに「ごまかしなしのごま油」を作り続けています。店内にはごま油をはじめ、様々なごま製品がズラリ。併設のレストラン「ピッコロモンド・ヤマダ」では、お肉や魚、採れたての地野菜とともに、イタリアンテイストのごま料理が楽しめます。

「桂」駅徒歩11分の場所に建設中の「プレディア京都桂御所」は、全108邸の大規模低層レジデンスです。「桂」駅を最寄りとする大規模分譲マンションの供給は約10年ぶり。周辺は閑静な住環境の「第一種中高層住居専用地域」で、すぐ北側は診療科数20科の総合病院「三菱京都病院」。24時間営業のスーパー「フレスコ上桂店」も徒歩6分です。